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 設計料は高い?                目次→   TOP PAGE

 設計事務所で家を建てる。2

 設計事務所は、ハードではなくてソフト、設計監理という形のないものを売っています。図面を売っていると考えている人も多いのですが、そうではありません。建築の世界では、図面は言語ですから、議事録や契約書のようなものです。
 住宅メーカーや工務店では、「図面は契約までは無料です」ということで話をしている場合が多いと思いますが、設計監理に時間と手間をかけていないからでもありますし、その費用分は契約金額に含まれるようになっています。ですから現実的には無料ではありません。無料(タダ)ということには必ず裏があるということはご存知だと思います。
 このため、設計事務所と打合せをしていると、基本プランから費用が発生することもあります。基本プランや費用のかかる図面の依頼は、その設計事務所の基本姿勢や、設計する建物の考え方を良く理解してから依頼するようにして欲しいと思います。
 ひどい場合になると、設計事務所が作った基本プランをそのまま工務店に建ててもらうようなこと(訴訟ざた?)になる場合もあるようです。設計事務所は、設計だけでなく監理(図面通りに出来ているか、手抜き工事、工事不良はないか等を管理)を行うことをお忘れなく。

 前項で、複数の設計事務所をリストアップするように書きましたが、それは、過去の設計例で判断するのではなく、 実際に担当者とあって、選ぶ必要があるからです。どんなにいい住宅を施工していても、コミュニケーションがうまくとれない場合は、満足の行く住まいにつながらないので、複数の設計事務所を比較検討することが必要です。
 また、設計事務所の場合は、過去の施工例の住宅などを案内していただけたり、紹介してもらえることが多いと思うので、可能であれば、過去の施主の方に話しを聞くことも重要です。
  気になる設計料ですが、住宅の場合、5%ぐらいから15%、一律100から200万円前後という話しも良く聞きます。もちろん規模や内容、構造等の条件で変化するのでいくらが適性価格ということはありませんが、設計料に含まれる内容や範囲、追加で必要になる金額なども良く聞いておきましょう。住宅メーカーと同じで諸費用分は施主の負担になります。
 設計料(正確には設計監理料)に含まれるものは、
 ・企画立案業務 法規のチェックや採算まで検討する。
 ・実施設計業務 基本設計に基づいて詳細に図面を作成する。
 
・確認申請業務 実際に施工するための許可を下ろす。
 ・見積査定業務 見積もりの審査。工務店と折衝。
 ・工事監理業務 設計図通りに工事が進められているか審査。問題の解決。 
 ・コーディネイト業務 統一感ある空間の提案。
 ・アフターメンテナンス業務 施工後の不具合の対処。
 などです。
 しかし、多くの場合たぶん一番違うのは、建築に対する思い入れの違いだと思います。住宅メーカーの営業マンのようにお金のためだけに受注をあげている人間(お客様のために仕事をしていますと営業マンは主張するかもしれませんが、多くの営業マンを見てきて、そんな営業マンはほとんどいませんし、どちらにしても、建築に愛情のある営業マンなどいませんでした)の作る家と、多くの設計事務所が作る家の質が違うのは当り前だと思っています。
 設計事務所によっては、施工も行うところ、指定業者が決まっているところなどもありますが、理想は、施工と設計監理は別であることです。この場合は良く検討して、後悔の無いようにする必要性を考えて判断しおて下さい。
 設計事務所選びは、時間と手間をかけることが後での満足につながります。


※たまに設計事務所に頼むんではなかった、という話も聞きますが、設計事務所は住宅メーカーのように手取り足取り勝手に進めてくれるわけではありません。また、設計事務所に自分の希望をきちんと伝えることと、コミュニケーションをきちんととれる設計事務所を選ぶことが必要です。

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