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 住宅メーカーで家を建てる 6 

 プランがまとまって、各メーカーから総予算となる見積書が出そろったころになると「これだけにしますから契約をしてください」「今月中に契約してくれるとこれだけ値引きします」「今だと金利が安いですけど、来月からは上がりますよ」と各メーカーの営業マンは、契約を迫ってくると思います。
 ここで、もっとも安い提示金額のメーカーに決めるのはかなり危険です。ひとつは、金額について決める前に、プランだとか設備、仕様、付帯工事、諸経費について、洩れが内かどうかをきちんと検討しておく必要がります。全てを含んだうえでの値決めにしましょう。
 また、最終決定までの経緯を見たり、実際に家を建てた人の話などを聞いて、もっとも信用できそうなメーカーに出来れば的を絞りましょう。たメーカーの提示金額の方がかなり低くても、歩み寄ってくれることがほとんどです。
 「今月中に契約してくれるとこれだけ値引きします」というセリフからわかるように、ノルマの締めの時期に値引きがあることもありますが、契約が欲しいのは営業マンです。ということは、このセリフで提示されている金額は、営業マンの裁量の範囲内(要するに定価)であることがほとんどです。
 このコラムの最初の方でふれたように、メーカーには生産計画があるので、その生産計画が落ち込みそうな月というのは、少々利益がなくても契約を取らなくてはいけなくなっています。値引きをしてもらうのならそちらの方が額は大きくなっています。すなわち、営業マンの言葉ではなく、自分の納得いく金額を提示して、その金額をメーカーが受けるまで、契約時期を延ばすというのが、 より満足の行く総金額となってきます。
 金利や、住宅政策(減税)の廃止や変更の時期に、条件のいい今のうちに契約しましょうという話しがあります。確かにその時期に契約するとその恩恵を受けられるのですが、みんな考えることは同じで、駆け込みの需要というのは、必ず増加する仕組みになっています。
 すなわち、メーカーとしては需要が増加して、値引きする理由が無くなっています。逆に条件が悪い時期は、需要が減少して、メーカーは大きな値引きをしてでも契約が欲しくなるという図式があります。
 消費税が上昇したときも、上昇後の方が、上昇前より値引き率が2%より比較にならないほど大きかったことを必ず頭に入れて、自分の契約の時期を決めましょう。

 どんなことを言われても、自分のペースで、着実に検討している方の方が確実に満足度が高いのが、住宅というものの性質です。

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