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 基本プラン? 住まいの間取り。        目次→   TOP PAGE

 住宅メーカーその4 

 住宅展示場を数軒見て、その中から感じのいい営業マンと出会えて、大企業の作る家に住む。本当にこれでOKですか?住宅メーカーの家作りには、大きな問題点もたくさんあります。では、まず手近な間取りから説明していきましょう。
 建築のことが少しでも分かってくると、平面計画(間取り、プラン)の重要性が分かってくると同時に、平面計画の限界も分かってきます。
 ただ、住宅メーカーの施主に提案する間取りは、手抜きといっても十分なものがまかりとおっています。 (工務店や設計事務所の作る間取りが、無条件にいいという意味ではありません)
 原因は、いろいろ考えられますが、

  1. 住宅展示場を小さくしたらこんな感じになる。
  2. 一軒一軒、間取りなどの打ち合わせに時間をかけていたら、 たくさんの家をさばけない。
  3. 建築や生活のことを知らない。知識が無い。 調べない。
  4. コストや手間のかかる間取りを作りたくない。
  5. どこのメーカーも同じような間取りだから特別問題ない。
  6. 今まで間取りでクレームになったことはない。

 6項目ほどあげてみました。 では、どんなことが問題になってくるのでしょうか?

  1. そこに住むことが前提になっていない家(住宅展示場)を基本として家を設計するのは、あまりに不誠実。 住宅展示場の目的は、たくさんの人が同時に入ってきても対応できる広さ、回遊性を基本に、以下に見栄え良く、印象に残る家作りが出来るかを考えて作っています。どの項目も一般の人の生活の上に成り立った平面計画ではありません。
  2. 契約時まで営業マンが打合せをすると思います。営業マンの目的は契約を取ることで、間取りや建築の打合せをすることではありませんし、その教育もほとんど受けていません。
  3. サラダを作る前に野菜を洗うことを知らない営業マンや設計も多いですし、営業マンに、建築や生活についての研修などありません。そんなことよりも、住宅金融公庫や新商品の研修、契約を1棟でも多く取る為の研修の方が大切です。
  4. 住宅メーカーでは、いかに効率良く、いかに工期を縮めるかが利益をあげるための手段です。なるべく同じような家を作り、なるべく手間を省くことが目的です。
  5. 住宅メーカーは、顧客への提案用に基本プランというのを作っていますが、どのメーカーも大同小異はあっても、ほとんど同じようなものです。
  6. 住宅メーカーは、クレームに大きな神経を使っています。家が口コミで売れることを良く知っているので、クレームになるようなことについての対応は、工務店や設計事務所よりいい対応をしてくれることもあります。
    これには施主の問題もあると思います。雨漏りとか、キズ、機器の故障には神経質ですが、 収納が足りないとか、外構が無い、天井が低いとか、階段が急、洗面、キッチンが使いにくいというのは、後からどうしようもないと思うのか、表面に出てくるクレームとしては非常に少ないのですね。
     毎月、チョンボ会議というのをしていましたが、ほとんど出てくることはありませんでした。致命的なことは別ですが、プランのようにどうしようもないことは、アフターの担当でも聞き流していることがほとんどという話しを良く聞きました。

次は、一般的な住宅メーカーの平面計画について考えてみましょう。

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