|
営業マン(ウーマン)は、なぜ必要? 目次→ TOP
PAGE
住宅メーカーその3 ノルマ。
住宅メーカーが他の建築業者と最も違うところは、異論がある方もいるかもしれませんが、営業マンの存在でしょう。
住宅メーカーを選ぶということは、営業マンを選ぶということです。もちろん、大量販売されている商品ですから、工法的にも品質的にも安心できるからということで選ばれる方も多いと思いますが、東芝や、三菱や、雪印などを例にあげるべくもなく、たくさん売っているから、会社が大きいから安心できるなんて言うことはありません。
住宅メーカーにはなぜ営業マンがいるのか?それは、自社の商品である住宅をたくさん売るためです。お客さんのためを思ってというのが出発点ではありません。
事実、営業マンの多くは、文系大学出身の、建築や住宅について全く興味がない人間がほとんどですし、コルビジェってどんな住宅を建てた人?(※)とか、京間のサイズはなんぼ?と聞いても、きちんと答えられる営業マンはほとんどいないでしょう。プロの様な顔に見えますが、彼らに建築に対する関心はありません。
彼らの関心事は何か?言い換えれば、住宅メーカーが彼らを雇っている理由は何か。それは販売量の確保です。直接聞いてもたぶん教えてくれません(マニュアルで教えたらいけないことになっていることも多い)が、彼らにはノルマがあります。彼ら自身のノルマ以外にも、彼らの所属する営業所や、支店のノルマ、そしてメーカー自身の販売目標があります。
対外的(施主向け)には、お客さんの親身になり、手足となって、満足のいく家を建てていただくための営業マンの存在です。しかし、彼らの仕事の評価基準は、契約を取ってくるかどうかが全てです。ほとんどの営業マンは、本当に住みやすい家とか、満足のいく家にはあまり関心がありません。
彼らの出席する支店の営業会議に出ていただければ誰でもわかることですが、成績トップ(最も多くの契約を取った)の営業マンは神様ですし、ノルマを達成できない営業マンは、人間ではありません。給与も年収1千万を超える営業マンもいますし、ボウズ(契約ゼロ)の場合には、ペナルティ(罰金?)を取られることも多いです。多くの場合、契約が上がらないと、営業会議で人間性を否定されたり、罵倒されることは日常です。
事実彼らは精神的に追いつめられる場合も多く、でっち上げの契約や、施主をだましてでも契約を取りつけて大きな問題や、クレームを起こすこともあります。
満足のいく家作りをしていくつもりなら、彼らに住宅計画を考えさせる愚かさを分かってもらえると思います。施主が最低限の知識を持たないと満足のいく家作りは到底無理です。
営業マンのアプローチの仕方として、土地をお持ちですか?と聞いて、所有していたらその土地を調べさせてもらって建築計画を提案、所有していなくても、適当な土地を見繕って、建築計画を提案します。その時の間取りは、手書きであろうが、コンピューターで書かれたものであろうが、(多くは営業マンが、メーカーの間取り集から選んできたものです)営業マンが打ち合わせに来るはずです。
大きな問題は、彼らに資金的なことや、法規的なことを含めて、満足の行く住宅づくりに関わっていく技量もココロザシもないことです。
だから、今現在この場所この社会状況で、満足のいく家を建てるためには、自分で勉強する意外に方法はありません。これは、設計事務所でも、工務店でも、建築する場合でも変わりはありません。
※興味のある方はこちらで探してみて下さい。コルビジェは近代建築の祖です。
建築MAP ARCHITECTURAL
MAP
|