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岡山建築案内 5

 林原美術館(1963年竣工)2

  内部の紹介です。実はこの建物は、プレハブの要素を用いて作られています。重量 感と共に、軽快な感じを与えているのが、この林原美術館の特徴のひとつでしょう。

展示室入口部分を振り返ってみた。
天井高が高く変わっているのが分かる。
内壁の仕上げが、暖かいベージュの布クロス貼になっている。
床はカーペットタイル。高い天井は黒く塗られ、存在感を希薄にされている。
3種類の壁が同時に存在するが、役割、性格を分けられている(外壁-煉瓦壁、貫入自立壁-コンクリート壁、内壁-布クロス壁)ため、違和感を感じない。
コンクリートの力強さを感じる開口部。
横架材(庇)と自立壁のヴォリューム感も分けられている。
普段はカーテンが閉められているが、時には開放して、光が舞っている室内を楽しませてほしい気にさせてくれます。
またコンクリートを視覚上支える壁(煉瓦壁と、内部壁)とを繋いでいるディテールに注目。

自立壁であるコンクリート壁の足許のディテールは、床にそのまま突き刺さっているように幅木も何もない。
相対する内壁である布クロスの壁は、アール(曲面)をつけられたコンクリートの小さな台の上にのっているようなディテールがつけられている。
壁自体のコーナーにもアールがついているのも見ることが出来ます。
ふたつの壁の間には空調機のガラリが埋められています。

展示室からの出口。
天井高を打ち放しのコンクリートの横架材によって変えているのが分かる。
入口部分になはい横架材は、出口を示唆し、喫茶コーナーや中庭を感じさせる仕組みになっているようだ。
開口部と同じディテールが使われている。
展示室出口から喫茶コーナーを見る。
暗い展示室から明るい場所へ、天井高の変化に加え、床の高低差の演出がされている。
自然と喫茶コーナーへ視線が動き、美しい庭を臨むことになる。
喫茶コーナーに降りる階段部分。
丁寧にデザインされたディテールが見える。
この部分の壁のみ、今までの壁とデザインが変えられ(笠木にも注目)、喫茶コーナーを付属の空間だけでない特別 な場所という意味づけがされている。
喫茶コーナーの厨房は壁で囲まれているが、ここで壁の種類を増やすことなく、家具の延長として扱っている。
(写真は厨房の裏、掲示コーナーとして使われている部分)
家具として扱うことで、喫茶コーナーや受付などの空間を途切れさすことなく、一体のものとして表現している。
 

・林原美術館
 岡山市丸の内2−7−15
 開館時間 午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)
 休館日 年末年始・展示替期間
 URL http://www.hayashibara.co.jp/group/messena/museum/museum.html

・案内地図 

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