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林原美術館(旧岡山美術館)は、岡山城の内堀に面して西側に立地しています。
外観は白壁の古い木造建築のように見えますが、これは江戸時代の長屋門を移築した物で、受付等に使われています。
この門をくぐって中に美術館はあります。 |
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門に近づいていくと、門の向こうに建物らしい物があるように見えてきます。松や、石垣も見えてきます。
黒く濃い木の肌がフレームのようになって、美術館の建物を演出しています。
アレキサンダーが提唱していたパタンランゲージのようでもあります。 |
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アプローチには砂利がしかれており、飛び石のように雁行されて配置された石の上を歩いて、建物に通
じる、広くて緩やかな階段に自然と近づいていきます。
手入れをされた松林が目を楽しませてくれます。
美術館に入るまでに、景観を変え、視線を変えさせて空間を連続的に楽しませる工夫が心地よさを演出しています。 |
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玄関周りのディテールは、県庁のものを彷彿とさせますが、人間的なスケールに置き換えられて、親しみやすい工夫がされています。
(こうやってみると451 CAFEのアプローチのようにコンクリート平板のようなポーチになっている←影響?) |
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風除室をかねた玄関は、扉の高さまで天井高さを落とし、これからの展開を期待させてくれます。
また、小幅板を型枠に使った打ち放しのコンクリート壁を登場させて、館内のイメージを予感させてくれます。
扉の取手のデザインも謙虚な美しい形です。 |
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正面には竹の植えられた中庭があり、この美術館にとっての庭の扱い方のプロローグになっています。
また、柱の足許や、壁と地面の結合部分など、考え尽くされたディテールに目が奪われます。
コンクリートと煉瓦、そして自然と土の対比と協調を楽しみましょう。 |
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美術館の外を回ってみると、林原美術館が緑に囲まれた美しい建物であることが分かります。
見えないところまでも、丁寧に維持されている庭や樹木に頭が下がります。
土蔵の白い壁と、煉瓦の赤の対比も美しいですね。 |
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煉瓦のヴォリュームに対して、コンクリート打ち放しの板が建物を貫通
している表現。
その貫く板も横と縦(庇と壁とポーチ)で質が分けられ扱われているのが分かります。庇一杯までとられたサッシが、より表現を明確にしています。 |
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煉瓦の壁の部分も、煉瓦ひとつひとつが主張するように少しひずんだ煉瓦が使われており、色も異なっています。
煉瓦に空けられた開口部も、煉瓦の質感を壊さないよう、慎重に大きさや位
置が決められ、開口部には、窓台、まぐさがきちんとつけられデザインされています。 |
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メインの庭は、喫茶コーナーに面する部分にあります。
林原美術館で、もっとも手入れの行き届いたこの庭を見ながら、美術館観賞後の時間を過ごすことが出来ます。
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