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・ブラボーのおやつ日記 33 アルザス編
ブラボー、アルザスへ行く
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アルザスはオトメチック
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クリスマスシーズン
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アルザスは乙女チックだ。
窓辺に花が飾られたドイツ様式の建物が立ち並ぶ。と言うのもアルザスはドイツとの国境に面
しており、フランスとドイツの争いの歴史の中で度々国籍が変わった地方なのだ。 従ってフランスでありながらドイツの文化を色濃く持っている。
「絵本のような」とか「おとぎ話に出てくるような」なんて言われたら気恥ずかしくってお尻の辺りがムズムズしてしまうブラボーは、アルザスに行くことはまず無い、と思っていた。
しか〜し!「フランスでありながらドイツ」とは食文化に於いても同様で、つまりアルザスとは、フランスとドイツ両方のおやつがお口に入る、一粒で二度おいしい所なのだ!
かくして旅支度を始めたブラボーだったが、そこに立ちはだかったのは「ホテルの確保」と言う壁であった。
寒い冬はスキー場でもなければ、おおむねオフシーズンでホテルの予約に苦労をする事なんてまず無い。
しかしアルザスはオンシーズン。
何が?・・・・ クリスマスだ!
アルザス地方のクリスマスは有名で、街をあげてのクリスマスムードに世界中から観光客が集まるらしい。何たって、ツリーの発祥の地でもある。
クリスマスに『アダムとイブ』の劇を上演するのにモミの木をリンゴの木に見立てたのが始まりだとか。モミの木のツリーにリンゴのオーナメントを飾る。
みんな知らない間にアルザスしてたってわけ。
マルシェでヴァン・ショー
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ウハウハな市場とホットオレンジジュース
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グラグラ炊いてるヴァン・ショー
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さて、どうクリスマスかって、市場である。
モミの木やオーナメント、キャンドルはもちろん、この地方でクリスマスに食べるお菓子ってのが山ほど売られている、ウハウハな市場が至る所で開かれているのだ。
そして寒いこの地方で屋外の市場を見て回るのに、みんな手にしているのが「ヴァン・ショー(ホットワイン)」だ。
鍋に入れたワインに生のオレンジや砂糖、シナモンや八角などを入れてグツグツと沸かしている。赤ワインも白ワインも屋台によって味の加減も様々で、辺りにはスパイスの香りが満ちている。
実はブラボー、酒は好きだがめっぽう弱い。ほんの少量で顔が凄い色になってしまう。
海外の一人旅でこの顔でフラつくのは危険ではないか?
そう考えて、ブラボーはお子さま向けのホットオレンジジュースを飲むことにした。オレンジジュースを温めようなんて普段は考えもしないけど、寒い屋外でくっきりと浮かぶ白い湯気をフーフーしながら冷たくなった鼻の先にホワンとオレンジの香りがして、ハチミツの入った甘いジュースが何とも優しくノドを通
っていくのだった。
しかし日本に戻って、ヴァン・ショーの写真を見せていたら「こんだけグラグラ炊いてたら、アルコールなんて抜けてるんじゃないの?」と言われてしまったーーーー!
あぁきっとそうだ。そうに違いない。飲めば良かった。
どうして気付かなかったのだろうー。
そうだ、作ろう。家で作ってみれば良いのさっ!
みなさんも今年のクリスマスはお家でヴァン・ショーはいかが?
さあ、もうじき本当にクリスマス。全ての人に素敵なクリスマスが訪れますように。
メリークリスマス!!!
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