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・ブラボーのおやつ日記 31 カニドンのミル金編
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カニドン入口
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「ミル金」
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夏が来ると思い出す食べ物。色々ありますが『かき氷』なんていかがでしょう?
岡山表町の『カニドン』は、昔は「靴はデングヤ、隣は天満屋」のお隣にありました。
その当時、ブラボーはよく『カニドン』に「ミルク金時」通称「ミル金」を食べに連れて行って貰ったものでした。
さて、この「ミル金」。皆さんはここ『カニドン』が発祥の地だと言うのをご存知でしょうか。
夏休みに家族で旅行に行き、他県の店に入って「ミル金」があると、ブラボーの父は必ず「ミル金はカニドンが考えて全国に広まったのだ」と自慢気に話しながらミル金を食べていました。
「そんなに毎回自慢しなくても・・・」と子供心に思っていましたが、本当なんだそうです。
しかし、ある時「フラッペ」が流行って、以来かき氷と言えば、粒の大きな氷がガリガリ入った物に取って代わられたのです。
あんな物、一時的な流行に過ぎないと思っていたのに。
子供の頃には何処にでもあった、粉雪のような、舌にのせた瞬間溶けてしまうような、フワフワの入道雲みたいな「かき氷」は何処にも無くなってしまったのです。
なんて愚かな日本人。
「かき氷」と言う言葉に期待をして食べてみては裏切られ、「こんなん、かき氷じゃねえ!」と氷をガリガリ言わせ、ブラボーはある時から全く「かき氷」と言う物に手を出さなくなりました。
しかし数年前の夏、ふと思い立って、今やテングヤの向かいに店を構える表町『カニドン』に入ってみたのです。
そこにはありました! あの頃のままの「ミル金」が!
昔は海の家なんかにも必ずあった、大きな「かき氷機」。 これじゃないと、あの細かい氷は出来ないのです。そしてその機械がもう製造されていないんだそうです。当時の機械を大事に大事に使ってきた歴史が有る店にしか、もうあの頃の「かき氷」は存在しないと言うことなのです。
感動でした。「やっと会えたね」って感じでした。
フラッペが「あちぃ〜」と言いながらガリガリと攻撃的に食べるものであれば、日本のかき氷は和菓子に通
じる上品さです。
ひと口ひと口、口溶けを楽しみながら頂くのにふさわしい。頭キンキンなんて似合いません。アズキで口休めをしながら頂くのです。
そんな『カニドン』ですから、若き日の味を求める「中高齢者のスタバ」状態ではありますが、この味を守って行って欲しいと心から願います。
21世紀に伝えたい、ううん、繋げたい逸品なのです。
喫茶「カニドン」
住所 岡山市表町2-2-64坂本ビル2F(表町商店街)
TEL 086-233-8982
定休日 火曜(祝日は営業)
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