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・ブラボーのおやつ日記 24 ミラノで揚げパン編
雨が降っていました。
白い息を吐きながら中央駅に向かうバスに乗り込むと、日本人の女性が座っていて、ブラボーにすがるような視線を向けると「ご一緒しても良いですか?」と話しかけて来られました。
女性は昨夜、パリの地下鉄でスリに遭って落ち込んでいたので、日本語で誰かと話したかったのだそうです。
バッグを斜めに掛け、膝の上には紙袋を抱いて席に座っていたら、バッグがある側に座った男がスリで、チャックを開けられたんだそうです。
皆さん、バッグはチャックの上に更にふたが付いた物を選び、座るときは膝の上に乗せる様にしましょうね。旅のワンポイントアドバイス!
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ルイーニのカンバンです。
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鷲掴み?幸せな気持ちです。
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さて、ブラボーもミラノに一人で降り立つのは初めてで、実はドッキドキだったので、空港から駅までの一時間をご一緒するのは大歓迎でした。
そして、ホテルに到着するとすぐに、その女性のお薦めの店『ルイーニ』に足を運びました。
「すごく有名なお店なんですよ!」
と女性は言いました。言われてみるとガイドブックにもちゃんと載っていて、ブラボーとしたことが不覚っ!
『ルイーニ』の名物は「パンツェロッティー」。南イタリアの揚げパンなんだそうです。ミラノは北イタリアですから、パンツェロッティーは新鮮だったのでしょう。開店するやいなや大人気となったそうです。沖縄のサーターアンダギーの店を札幌で開く、と言った感じでしょうか。
『ルイーニ』は大聖堂の前の大通りから一本入ったところに有るとても小さな店でした。ドアを開けるとすぐ目の前にガラスのケースがあり、その向こうに白い上っ張りを着た店員さんが二人。
今やロンドンにも支店を出していると言う『ルイーニ』ですが、パンツェロッティーはケースの4分の1ほどで、あとはスナック菓子などが並べてあります。薄暗い蛍光灯の明かりで、子供の頃近所にあったパン屋さんと言った風情です。
しかし、店の奥からどんどんと揚げたてのパンツェロッティーが運ばれてきて、お客は皆、自分の分を一つずつ買っては、その場でかぶりついていました。ファーストフード店の様に、その場で食べるように作られた店ではありません。
しかし皆、アツアツを楽しんでいるのです。その日は雨だったので、店の中でひしめき合っていましたが、天気の良い日は店の外に立ち食いをしている人が沢山居るのだそうです。
パンの中身はトマトやタマネギやチーズなど、イタリアでお馴染みの食材の組み合わせで数種類ありました。ブラボーは一番シンプルなモッツァレラチーズだけが入った物を選びました。
一口かじると、そこからホワ〜と湯気が立ち上がり何とも食欲をそそります。中にソースが入っているわけではなく、生地とモッツァレラだけの味です。
特に「印象的な」と言う味では無いのですが、飽きずに後を引く美味しさです。
揚げてあるのにベタベタせず、しつこくもなく、ヤマザキのアーモンドスペシャルくらいの大きさがあるのにペロリと食べられてしまいました。
店を出て、白い息を吐きながらミラノの街を歩きました。
パンツェロッティーが収まっている辺りのお腹が、いつまでもポカポカと温かくて幸せな気持ちになりました。
これだから、冬の旅はやめられないんだよね〜。
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