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・ブラボーのおやつ日記 19 仙台でずんだ餅編
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「源吾茶屋」
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『ずんだ』と小豆と黒ごまのお餅
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ややあって旅の目的地を仙台と決めた時、一番にブラボーの頭に浮かんだ言葉は
「ずんだ餅」。
もう15年も前でしょうか。仙台出身の人と話す機会に恵まれ「仙台の和菓子と言えば
『ずんだ』だよ」と教えてもらったのです。
『ずんだ』は枝豆で作るアンコです。
茹でた枝豆をすり潰し、砂糖や塩で調味する。その不思議な名前の由来には、諸説あるそうですが、豆を打って作るから「豆打」という説が有力なんだそうです。
仙台では家庭で手軽に作るのものだと言うことでした。
若き日のブラボーは、早速、父のつまみである枝豆を拝借し、すり鉢で潰して砂糖を混ぜ、食べてみました。
しかし甘い枝豆。甘い枝豆。甘い枝豆。
枝豆はやっぱ、塩でしょう!
それ以上は試作は続けませんでした。
しかしそれ以後も、モスバーガー夏の限定メニューの『ずんだ』がトッピングされたシェークがあれば試したり、なぜか『ずんだ』はわたくしの心のどこかにずっと引っかかっているアイテムだったのです。
かくして遂に仙台の地に降り立ったブラボーを待っていたのは驚きの『ずんだ』ワールドでした。「ずんだ串団子」「ずんだ生どらやき」「ずんだアイス」etc。
土産物屋 は『ずんだ』のオンパレードです。「ずんだ餅キーホルダー」までありました。
しかし、ブラボーが食べたいのは正統派の『ずんだ餅』。
仙台駅から青葉通りをまっすぐ西に抜けきった所にある西公園。この公園は広瀬川に沿って広がり、市民プールや天文台もあって市民の憩いの場の様です。
「源吾茶屋」はこの公園の入り口付近にありました。丁度お昼時間だったので、店内には制服姿の人も居て、観光客ばかりではないと言うのに、結構『ずんだ』は食べられていました。
『ずんだ餅』を注文すると、お餅は三個あるので味の違うのにしてみたら?とお店の人に助言され、『ずんだ』の他に小豆と黒ごまのお餅を頂くことにしました。
さぁ、遂に念願の本場の『ずんだ餅』です!お味は・・・。
甘い枝豆。 枝豆の青い味は、どうしても強く独立しており、砂糖と一体化しないのです。枝豆を食べながら砂糖をなめているような気持ちになるのです。
「お餅三個とも『ずんだ』にしなくて良かったぁ」その時は思いました。
でもね!ブラボー間違ってた。 だって枝豆は夏の食べ物です。
目を閉じて想像してみて下さい。 暑い太陽の下で『ずんだ餅』を食べたとしたら!
噛んでも噛んでもホコホコしない枝豆はスルスルと喉を通り、従って甘さは喉に残り過ぎず、そして青い味が爽やかに広がる。
食欲の減退する夏に、なんと食の進むお餅ではありませんか!
ある国や地域で長く親しまれている食べ物には、必ずその理由が存在する。
そんな基本を思い出させてくれた『ずんだ』でした。
ずっと出会いたかった『ずんだ』。
そして『ずんだ』はブラボーの心の中で爽やかな風になった。
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