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・ブラボーのおやつ日記 13 
パリのカフェ編

「カリカリ婦人」
オルセーのカフェ

  パリのカフェのメニューを全部制覇してみたい。これはブラボーの大いな夢であります。
 最近は新しいタイプのカフェも増えているようですが、わたくしが好きなのはやっぱり昔ながらのスタイルのカフェです。
 こういったカフェのメニューは、どこも、おおむね 同じ「定番」揃いです。
しかしなかなかどうして、種類多いです。
 その上、わたくしのコーヒー好きが飲物メニューの制覇を妨げるわけです。
 
  かねてから憧れていた飲物がありました。通りに面した席で、赤や緑の飲み物を飲んでいる姿が格好良いのです!
果物のシロップを炭酸水で割った飲物で、しかし飲んでみると、かなり甘くてやっぱり
コーヒーが欲しくなりました。
 そんな訳で、制覇できた飲物の数は一向に増えません。
この色つき炭酸水は、『ディアボロ(悪魔)』と言う名前で、ブラボーの「変な名前シリーズ」に登録されています。
 
  もっと変なのが『クロック・ムッシュ』。これはハムとチーズをパンに挟んで焼いたもので、更に目玉 焼きが乗っかると『クロック・マダム』。
451Fでも冬期の人気メニューです。
 ちなみにブラボーはパリのより451Fの方が断然美味しいと思っています。しかしまあ「本場が美味しいに決まっている!」と言う人の為に「溶けるチーズが軟弱で日本人向け」と謙遜しておきましょう。
 話がそれましたが、これは直訳すると「カリカリ(かじる音)紳士」「カリカリ婦人」と言う意味です。「悪魔」の方は、うどん屋に必ず「たぬ き」があるって感じかな、と思いますが、どこの店にも必ず「サクサクおじさん」がある、と言われたらすごく面 白いと思いませんか。
  そんな事も考えながら「どんな物が出てくるんだろう」なんて、知らない名前に胸をときめかせるのもカフェの楽しみの一つです。
 と言っても、パリにはサロン・ド・テもあります。ビストロもあります。ブラッスリーもあります。この美食の国の誘惑の中で、一旅行者がカフェのメニューを制覇する日など来そうにはありませんね。
  ところで『ブラッスリー(BRASSERIE)』はご存じですか?あまり馴染みがないかもしれませんが、レストランより軽い感じで料理が食べられるので知っておくと便利だと思います。
 そう言えば、オルセー美術館の開館を待つ行列に並んでいたとき、一人旅のわたくしの後ろで、新婚カップルが聞いちゃおれん会話を繰り広げていました。
いっそ言っていることが分からなければいいのに。
 日本語地獄!と思っていたら「お昼、何食べようかー。」(通りの向かいにあるブラッスリーに目をやって)「ブラジル料理だって〜。」と言っていました。
「ノンノンノンノン!それ違います!」と思わずモレシャンさんになって、割って入りそうになりましたが。
 あのカップル、日本に帰って「パリにはブラジル料理の店が沢山あったよ」なんて言っちゃったりしてるのかなぁ。
 でも、幸せってそういうこと?

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