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・ブラボーのおやつ日記 11 
ペルージュのガレット編

  「ペルージュに行ってきたよ」
と言うと「中田の?」と9割の人が切り返してきます。
「それは合い言葉ですか!?」
と言いたくなるほどですが、違います。
「それはペルージャ!」。

 日帰りでパリ以外の街へ、と行き先を考えていたとき以前からずっと気になっていた一枚の写 真が頭に浮かびました。それがペルージュのガレットの写真です。
ガレット(galette)はフランス語で「円くて平たいもの」と言う意味があります。
クッキーやパイ菓子を言うこともあるし、北フランスではそば粉のクレープを指します。
 ペルージュのガレット は5人前のピザくらいの大きさの焼き菓子です。
 食べてみたい食べてみたい食べてみたい、
その想いで頭は一杯になり、ついにペルージュへと向かうことを決心したのです。
 パリからリヨンまでは、TGV(すんごく・速い・列車、と言う3つの単語の頭文字を取った「そのまんまやがな」と言う名前のフランス版新幹線)で
2時間。新幹線で2時間ですから距離も金額も結構なものですが、その便利さからパリからの日帰り旅行に選ぶ人も少なくないでしょう。
 しかし、ペルージュはそのリヨンからさらにバスで1時間。
 ここにガレットを食べるために行こうと言うのは、京都に来たフランス人観光客が新幹線で岡山まで来て、更に玉 野渋川高速バスに乗って451FまでN.Yチョコレートケーキを食べに来たというのに匹敵するマニアぶりです。
  さて、バスを降りて更に15分くらい坂を登った丘の上にペルージュはあります。
ペルージュは14〜5世紀に織物で栄えていましたが、その後人々が生活に便利な丘の下に移り住んだため、町並みだけが中世の姿のまま残ったのだそうです。現在はリヨン周辺からの観光地になっています。ブラボーが訪れた時も小学校が遠足に来ていました。運動不足ゆえ肩で息をしているのを小学生に悟られないように街を一回りすると、15分ほどで町中の道を歩き尽くせてしまうような小さな街でした。
その間ガレット屋をチェックし、息を整えていよいよ念願のガレットです!
 直径50の円を16等分した一切れが5フラン(約100円)です。グラニュー糖をかけて焼いており、口に入れた瞬間、砂糖と生地がホワッと舌の上で溶け、レモンの香りがサッと広がって何とも言えない美味しさです。
 もう、何切れでも食べられちゃう!ああ幸せ。
ペルージュにはガレットを売っている店が2軒あり、一つは生地が少し厚めでモサモサした感じでブラボーにはいまいちでした。 好みは人それぞれでしょうが、食べ比べができるのも小さな街ならではの楽しみです。
  街の中心の菩提樹広場で名物のシードル(リンゴのお酒)と一緒にガレットを食べていると、中世にタイムトリップして時間を忘れてしまいそう。
 忘れてもいいのです。
だって帰りのバスまでは3時間もあるんだもの (でも逃すと悲惨)。
 リヨンにも観光するところが沢山ありますが、時間が無くなってしまったので、リヨン名物の『クッサン』(マジパンとチョコのお菓子)とリヨンいち有名なショコラティエ「BERNACHON」でチョコとケーキだけ買ってパリに戻りました。
 こんなブラボーに痩せる日は無し!

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